音質改善技術 syno tune     再生芸術装置としてのオーディオシステムのために

syno tuneについて

 

●syno tune CDプレーヤーを構成する技術情報

1.特許第4763630号 帯電除去機能を有する光学式記録再生装置

2.特許第5558747号 電磁波吸収機能を有する光学式記録再生装置

3.導体磁性安定化特殊加速エージング

 

●syno tune アンプを構成する技術情報

1.導体磁性安定化特殊加速エージング 

 

特許情報は特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)から、上記特許番号を入力すれば、ご覧になれます。


syno audio のオーディオレポート

 

オーディオについて、あまり語られない側面に視点を当てて、皆さんの音楽・オーディオライフに参考になるか分かりませんが、掲載していきます。実用面で現実問題どうなのってことも交えてお話いたします。お時間のある方は、お付き合いください。(レポートの中で、難しい用語がある場合、ご面倒でもご検索ください。)

 

順次レポートしますので、掲載するまでしばらくお待ちください。

 

●CDプレーヤー編

●CDの規格は古いので、音がよくないのでは

CDのデジタル録音の規格PCM録音は元々プロ仕様の規格です。

サンプリング周波数44.1kHz、ビット深度16bitは元々CDやアナログレコード制作時のマスターに使用されていた規格ですので、私たちがホームオーディオで通常音楽を楽しむのに何ら不都合のある規格ではありません。このデジタル規格でアナログレコードの音質を再生できます。

CD誕生当時、CDを開発したS社とP社のうちのS社は、技術資料にこう記しています。「CDプレーヤーからは、マスター・テープ(CDやレコード制作時の元音源)そのままの音が忠実に再生されます。」と書かれてあります。実際にはチューニングをしなければ、通常のCDプレーヤーそのままでは、マスター音源の音質で再生できません。後述。チューニングすれば、PCM録音の規格は、音楽鑑賞に十分な規格といえます。

 

●音楽再生に超高域(20kHz以上)は、本当に必要ですか

ヒトの聴覚の可聴周波数範囲は、低域20Hz~高域20kHzですので、20kHz以上の超高域は、ヒトの耳では聞き取れませんので不要です。可聴周波数範囲の能力は、個人差があると言われますが、通常の音楽再生であれば、20Hz~16,17kHzもあればワイドレンジ感があり十分です。上限20kHzでもかなり、余裕をとった値と思われます。1970年代のマルチプレックスフィルターの入っていないチューナーでFM放送を聴いて、19kHzのパイロット信号を聴きとれる人は当時いませんでした。(FM放送の音声信号には、19kHzの信号が一緒に混ざっています。)

よくアナログレコード再生の音質が耳に心地よく聴こえるのは、CD再生の音質では再生できない超高域成分や倍音成分を豊富に含んでいるからだといわれますが、これも間違いです。20Hz~20kHzのスペックのCDプレーヤーでもチューニングをすれば、心地よい音質で再生はできるようになります。

そして、私たちが音楽再生で楽しむ音源の、収音に採用されるマイクロフォンの周波数特性の高域限界性能が、20kHz以上フラット(平坦)な帯域をカバーしていないからです。レコーディングスタジオなどで、良い音で収音できるマイクロフォンには定番があり、周波数特性重視でマイクロフォンをレコーディングスタッフは選択していません。現実的に収音音源は高域ですから、音源はシンバル、トライアングルなどの金属楽器が主体です。著名な高域収音用のマイクロフォンメーカーの周波数特性のグラフを見ても、20kHz以上記載がありません。メーカーも20kHz以上特性を保証していないことになります。さらにヒトの聴覚の可聴特性のグラフは、等ラウドネス曲線で表されますが、聴感上最も耳の感度がよい中域にくらべて高域は耳の感度が落ちます。分かりやすく説明すれば、中域より高域は聴こえが悪くなります。音源が高周波数になるに従って、無限に減衰しているところへ、超高域がマイクロフォンで収音しにくく、さらにヒトの耳の感度が落ちていますので、どう考えても超高域にこだわるのはナンセンスです。そしてそれ以降の記録メディア、アンプ、スピーカーが、どんなに広帯域であっても無意味です。50kHz,100kHzまで帯域を伸ばしたSACDが、そのことを証明しています。SACDの音質も、決してアナログレコードの音質を越えられないからです。PCM録音を開発実用化した1970年代1980年代の人々より、現代の若い人たちの聴覚が進化していて、超高域に敏感になっているなど、ありえないことです。

 

●アナログvsデジタルという不毛な議論。

よくアナログだからとかデジタルだから音が良い悪いと議論論争されますが、全くおかしな議論です。何故ならアナログ録音から制作されたレコードもありますし、デジタル録音から制作されたアナログレコードもあります。その反対にアナログ録音から制作されたCDもありますし、当然のことながらデジタル録音から制作されたCDもあります。これらを混同してアナログ対デジタルの比較で音質差を論ずるのは非常に危険です。正確に音質比較をするなら、アナログレコードサウンドvsCDサウンドvsデータ配信サウンドというように区分して、音質比較をするべきです。アナログ、デジタル論争は、記録方式とメディアの違いを混同してはいけません。

 

●ハイサンプリングやハイビット化は、本当に音質に有利ですか

ホームオーディオ用途限定でお話させていただきます。96kHz,24bitやもしくはそれ以上、DSD規格は本当に音質に有利かと言いますと、コストを考慮すれば、それに見合う高音質化が可能なのか、大いに疑問が残ります。デジタルデータの細分化、データ量の増大は、いずれも音源をより自然なアナログ波形に近づける手段のはずですが、実際にはプロ規格であったPCM録音の規格、サンプリング周波数44.1kHz,ビット深度16bitで、アナログレコードサウンドが再生できます。MD(ミニ・ディスク)の規格で圧縮音源でさえ、アナログレコードサウンドは、録音再生可能です。試しにDATレコーダーやMDデッキ(電磁波対策済み)を、システムに接続して(電磁波ノイズを発するCDプレーヤーなどの光学式プレーヤーは一切接続しない)、アナログレコードから録音再生すると、ほとんど聞き分けができないくらいの音質で録音再生できます。つまり、CDプレーヤーと同じPCM規格であるDATや、更にデジタルデータを圧縮したMD規格でさえ、自然なアナログレコードの音質を再生できることを意味します。つまりアナログ波形に近づけるためのデジタルデータ量は、一般に常識として言われているより少なくて済むということです。ダイナミックレンジにしても、ヒトの耐えうる最大可聴値に達するまで、音圧レベルを上げて音楽鑑賞する方もまずいません。ビットの拡大も不必要といえます。ヒトの聴覚には、可聴周波数範囲のほかに、最小可聴値、最大可聴値、識別能力、判別弁別閾など様々あり、ヒトの聴覚能力を超えたハイサンプリング、ハイビット化は、過剰品質・過剰スペックであり、不必要なのではないでしょうか。CDの規格でも十分といえそうですし、ヒトの聴覚能力を考慮すれば、CDの規格でオーディオのデジタル技術は、完成されているといえるのではないでしょうか。

 

●CDプレーヤーの電磁波対策とは、すべての光学ドライブを持ったプレーヤー、レコーダーが対象です。

CDプレーヤーのデジタル信号の読み取りの際に、光学レーザーを使用しています。CDプレーヤーの仕組みについては、省略します。このCDに当たったレーザー光は、乱反射することが分かっています。このレーザー光は電磁波の一種であり、電磁波ノイズがCDプレーヤーの筐体内、回路基板、信号ライン、電源ラインに拡散し、不要輻射となって、悪影響を及ぼします。更に接続するアンプやスピーカーにまでこの電磁波ノイズは内部回路に侵入し悪影響を及ぼします。これが原因でCDの再生音質が薄っぺらく貧弱になってしまい音質劣化となります。特にCDプレーヤーは低域再現性が良くありません。低域が不足しがちです。syno audio では、これを電磁波ノイズの悪影響による低域損失と呼んでいます。この電磁波ノイズを除去して、アンプのエージングを加速してあげれば、本来のマスターに忠実な音楽再生ができます。この事実は光学ドライブすべてにあてはまるため、CDプレーヤー、CD/SACDプレーヤー、MDデッキ、Blu-ray、DVD、CDをリッピングする場合のPCオーディオも同様で、普及機、高級機、国産機、海外機を問わず電磁波対策が必要となります。光学ドライブすべて syno tune の対象となります。

 

●アナログレコードサウンドとCDサウンドの正確な音質比較方法

皆さんがアナログレコード再生工程と、CD再生工程を一台のアンプ、一組のスピーカーに接続して、兼用システムにしている方が圧倒的多数だと思います。この状態では、実は正確なアナログレコード再生とCD再生の音質比較はできません。それはすでに述べたように、CDプレーヤーは電磁波ノイズを発生させるので、アンプ側のアナログレコード再生の工程に悪影響を与えてしまいます。CDプレーヤーの電磁波ノイズがアンプを経由して、アナログレコード再生の音まで汚してしまうためです。よくCDプレーヤーを、一切接続しないシステムで、アナログレコードを聴かせてくれる、ジャズ喫茶などが音が良いのは、そういった理由からです。正確にアナログレコードサウンドとCDサウンドの音質比較をするなら、アナログレコード再生専用システムとCD再生専用システムとに分けるために、同じモデルのアンプを二台、同じモデルのスピーカーを二組用意して、比較しなければならないということになります。つまりアナログレコード再生工程とCD再生工程を完全独立させて、二つのシステムで同時に音質を切り替え比較するのが、正しい音質比較方法になります。

 

●最新デジタルリマスター盤、DSDリマスタリング盤、〇〇〇-CD、高音質盤などは本当に音質に有利ですか

私たちは一体初回盤(初CD化されたディスク)から、何回同じ音源の高音質をうたうCDを買い直せばよいのでしょう。結論からいってCDの音の悪さは、ディスクに原因がない場合がほとんどです。すでに述べたように音の悪さはCDプレーヤー本体と接続するアンプとの相互関係に原因があるのです。同じ音源でディスクによって、たとえばデジタルリマスター盤になって音が良くなったと言われるのは、ディスク盤面のレーザー光の乱反射量に影響する、保護層の透明度が、従来盤より良いからといった場合があります。初回盤でも盤面をクリーニングしてあげれば、透明度が上がって多少よい音になります。ぜひ試してみてください。それからリマスター盤や高音質盤になって、ヒスノイズや音源のノイズをわざわざカットして加工してしまったり、聴こえをよくする(ヒット狙い)ために、最大レベルギリギリまで音圧レベルを上げたり、余計なリミックスをしたりして、音楽ファンの失望を買う場合も少なくありません。かえって初回盤や初期プレス盤の方が音が自然で、好印象に感じる場合もあります。こちらでもさまざまな音源でディスクの比較試聴をしてきましたが、最新のマスタリングのディスクだから必ず音質がよいとは限らないと結論が出ています。総じて明らかに音質向上したように感じるものもあれば、全く変わっていないもの、前述のように悪くなっているものなど様々であり、あまりディスクにこだわるのも考えものです。ちなみに syno tune 済みのCDプレーヤー、アンプで、1982年世界初CD化された「ビリー・ジョエル/ニューヨーク52番街」(初回プレス盤 35DP-1) を再生してみても、当時硬い音だと不評でしたが、きれいに再生できます。

 

●CDプレーヤーは、デジタル信号が欠落しますか

デジタル信号のデータが欠落したら、音飛びが発生するか、音が出なくなりますので、CDプレーヤーの動作不良がない限りデジタルデータの欠落はありません。1980年代に発売されたPCMプロセッサーとVTR(ビデオ デッキ)を組み合わせたオーディオシステムで、ビデオテープにドロップアウト(デジタルデータの物理的欠落)があると、PCMプロセッサー側でミュート(消音)がかかってしまうため、その部分が音が出なくなります。DATレコーダーも同じで、CDプレーヤーも同様の原理です。デジタル技術を開発した技術者の名誉のためにも、デジタル信号の消失などありえないとお伝えします。

 

●CDプレーヤーの周波数特性の不思議

CDプレーヤーを開発、製造、販売しているメーカーの名誉のためにお伝えします。なぜCDプレーヤーは低域が少なく不足するのか(スカスカな音)。メーカーでも出荷時に抜き打ちテストで、製品の周波数特性は測定しているものと思います。購入して家庭に届き、システムに接続してスピーカーやヘッドフォンで聴くと、明らかにスカスカな低域不足の音です。なぜでしょう。これについては、 syno audio では、以下の考察をしています。スピーカーやヘッドフォンで聴取した周波数特性の音響パワーの特性とCDプレーヤーの周波数特性の完全な不一致があると考えています。前述した電磁波ノイズの悪影響による低域損失についてのこの不可解な現象は、syno audio でも研究中です。

 

●大手メーカーが無視するCDプレーヤーの電磁波対策

CDプレーヤーとアンプの音質改善のうち、CDプレーヤーの音質改善の技術に syno audio は二つの特許を取得しています。

syno audio は、2017年にこの特許情報を二つの某大手メーカーの、執行役員クラスに進展で送りました。CDプレーヤーの音質改善を要請し回答を待ちましたが、残念ながら結果は無視です。メーカーは、CDプレーヤーの問題点を知りながら、改善しようとしません。ここからは推測ですが、私たちがアナログレコードからCDに買い替えを余儀なくさせられたように、今度はCDをなくし新しい配信音楽、ストリーミングなどへ移行させて、買い替え需要を喚起させようというメーカーの目論見が垣間見えます。CDの音が良くなって私たちがそれに満足してしまい、オーディオ機器も含めて、買い替え需要が減っては困るのです。某大手メーカーの一つは、2019年からCDプレーヤー自体の販売を取りやめました。CD規格の策定に、多くの日本人が関わって、世界標準規格にまでなったCDに、日本人は誇りを持つべきです。日本人特有とされる美徳「もったいない」の精神で、大量に出回っているCDの音質を最大限生かせるように、メーカーがやらないことを、 syno audio はやり続けます。

 

 

●アンプ編

工事中

 

●オーディオ全般編

●こどもの情操教育と現代のオーディオ・音の味のおはなし

1980年代以前の幼稚園、保育園、学校での音楽の情操教育の主体はレコードでした。時代の変化とともにCD、今ではパソコンやスマートフォンなどで配信音楽、聴き放題のストリーミングに移行しつつあります。その一方でアナログレコードが再び見直されるようになってきました。このデジタル配信やパソコンを使ったオーディオでの音質については問題があります。例えば生楽器の一つ、木製ドラムを例にとってお話したいと思います。この木製ドラムの音を配信音楽を含めたPCオーディオで聴くと、まるでエレクトロ二クス部品で構成された電子ドラムが、機械的に鳴っているような音に聴こえます。木製ドラムと電子ドラムの区別がつきにくくなってしまいます。これを同じ音源をレコードで聴くと、ちゃんと木製スティックで叩いた皮のアタック音と木の胴鳴り(サスティーン)の音がきちんと再生できます。いかにも木が共振して鳴っている感じです。この感じや雰囲気が、ヒトの聴覚に味・音色・音の印象として認識され脳に記憶されます。syno audio では、これをヒトが感じる音の感動因子と呼んでいます。ヴァイオリンその他の楽器についても同じです。そしてすべての楽器が組み合わされ有機的な音楽になり、音や音楽に聴覚心理的に感動するわけです。(音楽や演奏そのものの良し悪し、感性の違い、好みの違いは置いておいて)ストラディバリウスが名器といわれる所以も、音色とその響きにあると考えます。音に色彩感という表現が許されるなら、この味や音色をカラフルとでも表現しますと、配信音楽では、白黒のモノトーンといった表現になるでしょうか。そしてどの曲を聴いても配信音楽は、すべての楽器の音色が機械的にモノトーン色に統一支配され、こうなってしまっては、各楽器の音色、温もり、味などの分離感もなにも無くなります。簡単にお話すれば、各楽器が同時に音が出ていても、これはドラムの音色、これはギターの音色というように音色が解像できにくくなります。(レゾリューションの問題)これが本当の音の解像度の尺度になるわけです。通常のCDや配信音楽、PCオーディオ、AIスピーカーなどがヒトの聴覚に味気なく感じられ、無機質で面白くなく、BGM(聴き流し)音楽的になってしまい、音楽に没頭できず、感動しにくいのはこの辺に原因があるのではないでしょうか。だからこの何かよい感じや、音色表現が豊富なアナログレコードが見直されてきているのではないでしょうか。生演奏に近い質感が再現できるからです。アナログレコードの音質が、ヒトの聴覚心理といった生理感覚に合致している可能性が大きいです。配信音楽を含めたパソコンによるオーディオ、携帯音楽プレーヤー、スマートフォンなどによる再生でも、メロディや音程がとれればいいじゃないかという意見もあるとは思いますが。こどもの情操教育のうちから、このような味気ない無機質な音楽を聴かせ続けたら、喜怒哀楽の乏しい無表情、無感動な性格のおとなに育ってしまい、応用がきかず、決まりきった機械的な行動しかできない人間になってしまう可能性だって否定できないでしょう。そういう若者、あなたの身の回りにいませんか。現代のオーディオは、おとなだけでなく、こどもの情操教育にも問題があるのではないでしょうか。

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